「人生会議」普及イベント和歌山市で開催。 松下由樹さんらトーク/和歌山

2026年10月12日 17時49分

イベント福祉・医療

人生の最終段階で、希望する医療やケアについて前もって話し合う「人生会議」の普及啓発イベントが、俳優の松下由樹(まつした・ゆき)さんらも参加して、きょう(12日)午後、和歌山市の和歌山県民文化会館で開かれました。

フォトセッションにのぞむ俳優の松下由樹さん(写真中央)ら登壇者
(写真左から、和歌山県福祉保健部の雑賀博子技監、県立医大付属病院紀北分院の廣西昌也教授、俳優の松下由樹さん、映画監督の香月秀之さん、大阪大学大学院の山本瀬奈准教授)

「人生会議」とは、自分が大切にしていることや望んでいること、そして、どのような医療やケアを受けたいかを前もって考え、周囲の信頼する人たちと共有しておくことです。この人生会議の重要性や現状について広く理解を深めてもらおうと、厚生労働省が主催し、和歌山県が共催して開きました。

はじめに、大阪大学大学院准教授でがん看護・緩和ケアが専門の山本瀬奈(やまもと・せな)さんが「自分らしく生きるための人生会議とは?」と題して基調講演を行い、人生会議の必要性について医療・ケアチームの立場からわかりやすく解説しました。

イベントにはおよそ750人が参加、トークセッションなど楽しみながら学んだ

続いて行われたトークセッションでは、和歌山県立医科大学附属病院紀北分院の
廣西昌也(ひろにし・まさや)教授や山本准教授に加え、今年5月に公開された映画「お終活3 幸春(こうしゅん)!人生メモリーズ」に人生会議を紹介する役で出演した俳優の松下由樹さん、監督の香月秀之(かつき・ひでゆき)さんが登壇しました。松下さんは「どう生きたいかを前向きに捉え、周囲と話してみることが大切だと感じます」と話し、母親が和歌山市在住という香月監督も、「映画をきっかけに人生会議について普段から気軽に話題にしてほしい」と呼びかけました。そして、県立医大の廣西教授は「結論を出したら終わりではなく、気持ちが変わった時にアップデートし、それを周囲や医療者と共有していくプロセスこそが本質です」と人生会議の大切さを訴えました。

展示ブースにも人だかりができた(和歌山県民文化会館)

このあと映画「お終活3」が上映されたほか、関係団体による展示ブースも開設され、参加者は自分や家族の終末期について考える機会としていました。

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