和歌山大空襲の記憶と戦争体験絵巻で語り継ぐ
2026年07月17日 16時55分
昭和20年7月9日の夜、和歌山市を襲った大規模な空襲から今年で81年を迎えた7月11日、和歌山市立博物館では、和歌山大空襲と戦争体験絵巻の解説が行われました。

和歌山大空襲は、1945年7月9日、108機のB―29爆撃機が焼夷弾を落とし、和歌山市街地を焼き尽くしたもので、1100人以上の尊い命が失われました。
今回は、映画「和歌山炎上」の上映に、被災者による「戦争体験絵巻」の解説が行われ、言葉だけでは伝わりにくい火の海の光景を視覚的に伝えました。

会場には、およそ60人が訪れ、このうち、楠見野球スポーツ少年団の14人の児童も参加しました。

小学生の男の子は、「戦争は二度とやってはいけないことを心に刻んだ。これから、未来の人たちに、戦争はやってはいけないということを言ったり、教えたりしていきたい」と話し、70歳代の女性は、「小学生たちが来てくれたのは、とても励みになった。あらためて地元で起こったことを次の世代に伝えていく大切さを実感した」と話しました。

空襲体験者への聞き取りも11年目を迎えた元和歌山市市立博物館副館長の髙橋克伸(たかはし・かつのぶ)さんは、「私も70歳を超える年になってきた。博物館では、若い学芸員が引き継いてやっていってくれるので、戦後の話も聞き、空襲から新しい街へという形でつなげてくれるとありがたい。お話しいただける方も当時5歳以上でも85歳以上。空襲体験の聞き取りについては、ひきつづき体の動く限り、若い学芸員と一緒に、うまくバトンタッチできるよう、調査していきたい」と話しました。









