動物園から姿消す希少種、専門家「理由に注目して」
2026年06月28日 18時00分
ジャイアントパンダが、和歌山と上野から相次いでいなくなりましたが、パンダ以外にも、国内で見ることが難しくなった希少動物は少なくなく、背景には、地球環境の変化などがあるとされ、専門家は、「嘆くだけでなく、理由に注目してほしい」と話しています。
パンダは1990年に絶滅危惧種に指定され、2016年には絶滅危惧カテゴリー・3段階で一番下の「危急種(ききゅうしゅ)」となりました。
国際自然保護連合によりますと、絶滅の危機にあるとされる動物は4万8千種を超え、動物園の人気者のキリンやゾウ、ゴリラも減少し、ラッコは三重県の鳥羽(とば)水族館でしか見られなくなり、環境省の調査では、スズメやツバメも少なくなっています。
日本動物園水族館協会の村田浩一(むらた・こういち)会長によりますと、森林伐採などにより、熱帯雨林で暮らす動物の数は減少しており、「人間の生活が、動物の生息域を悪化させる要因を作っている。野生動物と共存するために考え、行動する時が来ている」と訴えています。
白浜町のアドベンチャーワールドでは、かつてのパンダ飼育施設の内部ツアーが人気ということで、広報担当者は、「パンダが中国に取られたわけではなく、頭数を増やすという共同研究の一環として、飼育をしていたことを伝えていきたい」と話しています。








