和市出身の偉人、陸奥宗光外務大臣 国際情勢講演会
2026年06月03日 18時00分
和歌山市出身の偉人、陸奥宗光(むつ・むねみつ)外務大臣の功績を教育に活かす取り組みの一環として、おととい(6月1日)、和歌山市立伏虎義務教育学校で「国際情勢講演会」が開かれました。

この講演会は、『「陸奥宗光 外務大臣」の功績を教育に活かす実行委員会』が主催し、和歌山市教育委員会などが共催したもので、次世代を担う子どもたちが、国際交流や、キャリア教育について学ぶことを目的としています。
きょうは、伏虎義務小学校の6年生から9年生までおよそ300人のほか、オンラインで和歌山市内15校の中学生が参加し、ほかにも県立中学校や、県立星林高校、市立和歌山高校なども参加しました。

講師には、去年に引き続き、元駐イスラエル特命全権大使で、元・東京大学公共政策大学院客員教授の竹内春久(たけうち・はるひさ)さんが登壇しました。
竹内さんは、この中で、外務省での長年の経験を交えながら、和歌山が誇る「外交の祖」陸奥宗光(むつ・むねみつ)の足跡と、これからの国際社会を生きる若者たちへの期待を語りました。

竹内氏は、陸奥の生涯を振り返り、現代の若者が学ぶべき点として「不屈の精神」「進取の気象」「世界の中で生きる決意」の3点を挙げました。その上で、ユネスコ憲章の前文を引用し、「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に、平和の砦を築かなければならない」と語りかけ、和歌山の若者たちに対し、「好奇心を持ち、想像力を働かせて、世界中の同世代と共により良い未来を作ってほしい」とエールを送りました。

質疑応答で、中学3年生にあたる9年生の山本彩加(やまもと・あやか)さんから、「日本が今後、戦争に巻き込まれる可能性」について問われた竹内さんは、「今の平和は黙って座って得られたものではなく、先人たちが日々実践してきた結果である」と述べ、意見の合わない相手ともテーブルを挟んで交渉し続けること、そして人との関わりを学び合うプロセスこそが、平和の砦になると呼びかけました。








