浄土目指した上人供養、補陀洛山寺/和歌山・那智勝浦町

2026年05月17日 15時35分

歴史・文化

那智勝浦町の世界遺産、補陀洛山寺(ふだらくさんじ)できょう(17日)、海の彼方にあると伝わる浄土を目指して、寺近くの浜から小舟でこぎ出し、再び帰ることがなかった「渡海上人(とかいしょうにん)」と呼ばれる僧侶の供養が営まれました。

この日、本堂では、本尊が開帳され、法要と護摩焚きが行われたあと、高木智英(たかぎ・ちえい)住職らが、裏山にある渡海上人の墓前で読経しました。

補陀洛山寺によりますと、僧侶はわずかな食料を積んだ小舟で出発し、死の直前まで経を唱えたと伝わっていて、平安時代から江戸時代までに、20人以上が旅立ちました。江戸時代には、亡くなった僧侶を送る水葬に変わりました。

高木住職は「墓前で先人に感謝し、世界平和を願った」と話しました。補陀洛山寺には、1993年に復元された小舟が飾られています。

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