コメ長期保管検証、泉大津市と東洋ライス/和歌山・大阪
2026年04月28日 17時27分
和歌山市に本社がある東洋ライスと大阪・泉大津市は、コメの品質を維持しながら長期保管する実証実験を、このほど始めました。
これは、東洋ライスが開発した熟成保管庫で、およそ5年間保存し、においや味などを検証するもので、泉大津市では、災害やコメ価格高騰の際に放出する備蓄米の保管手段として活用したい考えです。
コメは収穫して1年以上たったものを「古米(こまい)」、2年以上を「古古米(ここまい)」などと呼び、一般的に時間の経過とともに酸化して味が落ちますが、保管庫に入れると劣化せず熟成して、うまみの増加にもつながるということです。
泉大津市では、2月末、防災倉庫内に設置した保管庫にコメ1・5トン搬入しました。品質が維持できていると判断できれば、大型の保管庫を導入して、市民生活の3か月分のコメおよそ千トンを保管する方針です。また、コメの価格高騰時に安価で販売する仕組みも検討するとしています。
泉大津市の南出賢一(みなみで・けんいち)市長は「国の備蓄米に頼るだけではなく、自治体で確保できれば、市民の安心につながる」と強調、東洋ライス担当者は「熟成という付加価値によって、古米の概念を変えたい」と話しています。








