更生保護を考える映画上映会 西尾塁 監督語る
2026年04月22日 16時57分
「国際更生保護ボランティアの日」の今月17日、和歌山市の県指定文化財「旧大村家住宅長屋門」で、映画『灰(はい)』の上映会とトークイベントが行われました。

この催しは和歌山市BBS会が主催したものです。
上映された映画『灰』は、吉橋通夫(よしはし・みちお)さんの児童文学「なまくら」を原作とし、俳優としても活動する西尾塁(にしお・るい)さん43歳が初めて監督・脚本を務めた35分の短編作品です。
明治のはじめを舞台に、「灰買い」として懸命に生きる2人の少年が、過ちを犯しながらも、周囲の大人に導かれ、自らの道を見出し、更生していく姿が描かれています。
上映後のトークセッションで、西尾監督は、自身が、5歳から子役として活動してきた背景に触れつつ、作品に込めた思いを語りました。

特に、劇中に登場する「道を間違えた子供に、引き返す勇気を与えてください」という言葉が象徴するように、過ちを責めるだけでなく、やり直そうとする子供を支え、導く大人の存在の大切さを強調しました。
更生保護の観点で、上映されたことについて、西尾監督は、「そういうことに合致できるとは思わなかった。思いもよらないところから評価をいただき、やってよかったという思いがある」と話しました。
参加者からは、「子供が勇気を持てるように力づける存在でありたい」「子供に見せたい。学校で見てもらうようなことにはならないかと感じた」といった感想が寄せられました。

この日は、更生保護のシンボルカラーである黄色にちなみ、会場となった長屋門や、和歌山城の岡口門が「イエローライトアップ」され、地域社会全体で更生を支えるメッセージを届けました。








