車が海に転落、和歌山南陵高校校長死亡
2026年03月10日 15時16分
きのう(9日)午後、印南町の漁港で、乗用車が海に転落し、乗っていた和歌山南陵(なんりょう)高校の校長が死亡しました。
御坊警察署によりますと、きのう午後1時すぎ、印南町印南の漁港で、「乗用車が海に転落した」と110番通報がありました。警察から連絡を受けた消防が、水没した車の中から御坊市塩屋町(しおやちょう)北塩屋(きたしおや)の学校法人役員、甲斐三樹彦(かい・みきひこ)さん54歳を救助しましたが、およそ1時間40分後に、搬送先の病院で死亡が確認されました。溺死でした。
甲斐さんは、学校法人南陵学園の理事長で、日高川町にある私立和歌山南陵高校の校長を務めていました。
警察によりますと、甲斐さんは、通報を受けて駆け付けた警察官に、車の中から「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話したということです。警察で、詳しい状況を調べています。
理事長が亡くなったことについて、南陵学園は、「故人は、誰よりも学校を愛し、入学式や在校生の卒業式を心待ちにしていました。教職員・生徒一同、深い悲しみに包まれていますが、学校や生徒の活動が止まることは、故人の願いに反するものと考え、これまで通り、通常の学校運営を続けてまいります」などとするコメントを出しました。
和歌山南陵高校は、2022年、教職員が給与の未払いを理由に、ストライキを起こすなどの経営問題が明らかとなり、学校を運営する学校法人「南陵学園」に対し、管轄する静岡県が生徒募集の停止など経営改善の措置命令を出していました。
甲斐さんは、おととし(2024年)4月に、民間から理事長に就任、経営陣を一新し、コンサルタント会社経営などの経験を生かし、学校の経営体制の立て直しをすすめ、11月には、措置命令の解除にこぎつけ、今年度(2025年度)からは生徒募集も再開していました。








