カイロス3号機、3度目挑戦へ正念場
2026年02月23日 15時08分
東京の宇宙事業会社スペースワンはきのう(22日)、今月25日に予定していた小型ロケット「カイロス」3号機の打ち上げ延期を発表しました。今後の気象状況の見通しなどを踏まえたもので、来月(3月)、串本町と那智勝浦町にまたがる浦神半島にある民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げられる予定です。
これまで2度の失敗を受け、スペースワンはセンサーの設計や配線を見直すなど点検を実施し、原因究明と対策を慎重に進めたとしています。スペースワンの豊田正和(とよだ・まさかず)社長は今月18日の記者会見で「3号機はこれまで積み重ねてきた努力と挑戦の象徴だ」と強調していて、「宇宙宅配便」の事業化を掲げるスペースワンにとって今回、成功させられるか正念場となりそうです。3度目の打ち上げに向けて関係者の期待は高まっています。ツアー分を除いた公式見学場の入場チケットは1600枚が完売しています。また、パブリックビューイングも秋田や東京、岐阜など全国で実施される人気ぶりです。宇宙工学に詳しい大同(だいどう)大学の澤岡昭(さわおか・あきら)名誉学長は、失敗を踏まえて着実に前進することが重要だとし、「成功すれば一気に世界的な企業と認知される。日本の商用ロケットが存在感を発揮できるか試される重要な局面だ」と話しています。カイロス3号機の新たな打ち上げ日については、予定日の2日前までに公表されることになっています。








