有田市立小学校で重大ないじめ・対応遅れ市教委陳謝/和歌山
2026年02月12日 18時18分
有田市(ありだし)教育委員会は、きょう(2月12日)記者会見を開き、有田市立小学校で、おととし(2024年)7月から10月にかけて、当時2年生の児童が同級生から壁に頭を打ち付けられたり、サッカーでボールを腹に当てられるなどのいじめの被害に遭い、不登校になったことを明らかにしました。市の教育委員会では、1年生の頃からすでにいじめが行われていたことに気づかず、対応が遅れたとして、陳謝しました。
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小学校では、おととし10月、この事案をいじめ防止対策推進法に基づく「いじめ重大事態」と認定し、弁護士や臨床心理士、精神保健福祉士らによる調査が行われました。
去年(2025年)1月から8月にかけて、被害に遭った児童と保護者、校長、教頭、担任から事情聴取や資料の分析を行ったところ、加害児童のいじめは1年生の時からすでに行われていて、ズボンを脱がしたり、「アホ」「バカ」「死ね」と暴言を吐いたりする行為があり、保護者から教育委員会に申し立てが行われていましたが、当時の教職員らは「いじめ」ではなく単なる「トラブル」ととらえたため、2年生に進級してもいじめが続き、被害児童は不登校になったことがわかりました。
被害児童に目立った外傷はなく、現在、不登校は解消しています。

田中いずみ教育長は「被害児童や保護者にしんどい思いをさせてしまい、心からお詫び申し上げる。当時の教職員が早く気づいて対応すべきだった」と陳謝しました。
有田市教育委員会では、再発防止のため、特定の教員が問題を抱え込まず学校全体で情報を共有することや、児童本人だけでなく、保護者や周囲からの訴えもいじめの重要な端緒と確実にとらえて、学校が把握しきれていない情報の早期発見に努めること、加害児童のいじめ行動の原因の解消や適切な指導と支援を行うこと、スクールカウンセラーなどの専門家も交えた「いじめ対策協議会」での協議体制の確立を徹底することなどを確認しました。








