去年（２０２４年）の和歌山県産のみかんや加工品などの販売額をあわせた産出額は４５９億円で、１０年連続で日本一となったことが、農林水産省の生産農業所得統計でわかりました。

農林水産省生産農業所得統計によりますと去年のみかんの産出額は和歌山県が前の年より１２４億円増えた４５９億円で、１０年連続日本一となりました。

２位の静岡県は３２６億円、３位の愛媛県は２２２億円でした。

また、すでに発表された去年の和歌山県産みかんの生産量についても、１４万１７００トンで、２１年連続で日本一となっています。

県果樹園芸課によりますと、去年は果実が豊かに実る表年（おもてどし）にあたったことに加えて、糖分と酸味のバランスが良く、光センサーを使った選果機で一定基準以上の糖度を確保する「厳選出荷」によって高単価で取り引きされたことが産出額の増加につながったということです。