【Mソン】24時間の特別番組がスタート
2025年12月24日 17時18分
ラジオ番組を通じて、目の不自由な人や身体に障害のある人を支援するための募金を呼びかける、和歌山放送「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」の24時間特別番組が、クリスマス・イブのきょう(12月24日)正午からスタートしました。
ラジオ・チャリティ・ミュージックソンは、東京のニッポン放送をはじめ、和歌山放送など全国11のラジオ局がクリスマスに展開するチャリティ活動で、放送を通じて目の不自由な人が道路を安全に渡れるよう、街に「音の出る信号機」を増やすことや、障害者施設へ機器を提供するための募金を呼びかけているもので、寄せられた浄財をもとに、和歌山県と大阪府南部には、これまでに120か所に音の出る信号機を設置しています。

ことし(2025年)で40回目となる特別番組は「ありがとう40年 ラジオがつなげる」をテーマに、和歌山市出身の落語家・桂枝曾丸さんと、和歌山放送の中川智美アナウンサーが、和歌山市の近鉄百貨店和歌山店1階から公開生放送し、和歌山県警の野本靖之本部長をゲストに迎えて県内での交通事故防止を呼びかけたほか、シンガーソングライターTOMPEIさんや和歌山県警音楽隊のライブを中継でお伝えしました。

また、今回初めて、和歌山の社会人プロレス団体「紀州ぶんだらプロレス」によるマットプロレスが特設スタジオ前で行われ、取材がきっかけで入団した寺門秀介アナウンサーが、和歌山市出身のルチャマスター武丸選手とのデビュー戦を繰り広げ、観客が拍手と声援を送りました。

また、田辺市の武道館1階ピロティではチャリティオークション、新宮市のオークワ新宮仲之町店ではチャリティーバザーがそれぞれ行われました。

特別番組は、このあと夕方から深夜、翌朝にかけて、和歌山放送のパーソナリティが入れ替わりで出演し、外からの中継や、リクエストの紹介、視覚障害者へのインタビューなどをお送りします。
さらに、きょうは東京・ニッポン放送でメインパーソナリティを務める人気お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきおさんや富澤たけしさんとエールを交換する「声の握手」のコーナーも放送され、地方のラジオ番組に詳しいお笑いコンビ・爆笑問題の太田光さんから寄せられたきわどい質問に、枝曾丸さんと中川アナウンサーが苦笑する場面もありました。
ラジオ・チャリティ・ミュージックソンの特別番組は、あす(12月25日)の正午まで放送されるほか、募金活動は来年(2026年)1月31日まで行われています。寄せられた浄財は「通りゃんせ基金」として、音の出る信号機の設置や、福祉施設への機器の提供などに役立てられます。








