和歌山市の30代女性が、警察官名乗る特殊詐欺で550万円被害
2025年12月21日 14時58分
和歌山市内に住む30代の女性が、警察官を名乗る電話で犯罪への関与を疑われことをきっかけに現金550万円を騙し取られました。和歌山北警察署が特殊詐欺事件として捜査しています。
和歌山市内の30代の女性の携帯電話に、おととい(19日)、和歌山西警察署の警察官を名乗る男から電話があり、「あなたの銀行口座が犯罪に使用されている」「あなたにも嫌疑がかけられている」と言われます。さらに、警視庁管轄なので電話を転送すると言われ、警視庁捜査2課の警察官を名乗る男に、「あなたの資産を調査する」などとして、口座などについて聞かれ、すべての口座を教えたところ、口座のお金をまとめて指定の口座に振り込むよう指示されます。電話を信じた女性は、相手の指定口座に550万円をネット送金しましたが、その後、詐欺を疑い、警察に届けました。
警察では、警察官を騙る詐欺事件が多発しているとして注意を喚起しています。そして、警察官が「資金調査」などを理由にお金を振り込ませたり、お金を回収したりするすることは絶対にないとして、そのような電話などがあった際は、詐欺を疑い、相手の指示に従う前に確認するよう呼びかけています。和歌山県警が開設している特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤルは0120・508・878です。「これは・わなや」と覚えて確認しましょう。








