印南町で初めてクビアカツヤカミキリ被害を確認
2025年12月12日 18時43分
和歌山県によりますと、おととい(12月10日)印南町(いなみちょう)の梅の園地で、クビアカツヤカミキリの被害が確認されました。印南町で被害が確認されたのは初めてです。
印南町を含む御坊・日高地方では、おととし(2023年)5月以降、御坊市や日高川町、由良町、それに美浜町の広い範囲でクビアカツヤカミキリによる樹木の被害が確認されていて、県では、この地域の住民にサクラやウメ、モモなどの樹木に被害がないか、確認するよう注意を呼びかけています。
おととい印南町で確認されたのは梅の園地2か所の5本の樹木で、「フラス」と呼ばれるフンの固まりが確認されました。
先月(11月)上旬、隣の御坊市内で被害が確認されたことから、半径3キロメートル以内の状況を県が調べたところ、印南町でも被害が確認されたものです。
クビアカツヤカミキリは、サクラ、ウメ、モモ、スモモなどの樹を主に食害する特定外来生物で、幼虫は樹木を食い荒らし枯死させます。
県では、農家などに注意を呼びかけるとともに、啓発チラシや広報誌などを通じて、警戒と監視をさらに強化し、もし見つけた場合は、県に通報するよう県民に広く呼びかけています。








