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毒物入りカレー事件再審認めず、特別抗告棄却/和歌山

2025年11月13日 19時15分

事件・事故

最高裁第2小法廷は、1998年、和歌山市で4人が死亡した「毒物入りカレー事件」で、殺人罪などで死刑が確定した林眞須美(はやし・ますみ)死刑囚64歳の2件の特別抗告を、今月(11月)11日付の決定で棄却し、再審請求をいずれも認めない判断をしました。

林死刑囚側は、ヒ素のみが使われたと認定した確定判決に対し、被害者の体液やカレーからは青酸化合物が検出されていたとして、第三者の犯行だと主張していました。しかし、2023年1月の和歌山地裁の決定は「新たに発見した証拠とは言えない」などとして退け、今年1月の大阪高裁の決定も支持しました。

林死刑囚は、2009年5月に死刑が確定していますが、今回の2件とは別の再審請求も申し立てています。

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