熊野本宮大社で例大祭前に「挑花」づくり
2025年04月03日 18時56分
田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社では、今月(4月)13日から15日までの春の例大祭を前に、祭で使う縁起物の「挑花(ちょうばな)」づくりが大詰めを迎えています。
挑花は、菊の花のような形をした白・赤・黄色の造花で、授かると、無病息災などの御利益(ごりやく)があると伝えられています。
熊野本宮大社の作業所では、地元の婦人会の有志7人が、三色の紙を、直径およそ15センチの花びらの形に切って、数枚重ねて竹の棒に付けていました。
例大祭までにおよそ600本を仕上げるということです。挑花は木製の鉢にさしこまれ、今月15日の渡御祭(とぎょさい)で氏子たちが担いで練り歩き、行列を色鮮やかに彩ります。
婦人会の笹野(ささの)みよ子会長は「皆さんの健康と幸せを祈り、世界平和を願いながら作った。多くの人に見に来てもらいたい」と話しています。