熊野白浜リゾート空港の利用者数が過去最大に

2025年04月02日 16時40分

交通政治経済

白浜町の「熊野白浜リゾート空港」の昨年度(2024年度)の利用者数が、きょう(4月2日)和歌山県から発表され、速報値で23万5543人となり、過去最大を更新しました。

熊野白浜リゾート空港に到着するJAL機(2025年3月)

利用者数は2014年度から2019年度にかけては10万人台で推移し、新型コロナ禍で落ち込みましたが、国際チャーター便の誘致に成功した2022年度は一気に23万1365人と過去最大を記録しました。

その後、日本航空との連携強化による羽田便4往復化の実証実験の実施や、空港アクセスバスの運航開始、ターミナルビルの強化などが功を奏し、昨年度は過去最大を更新する23万5543人の利用者数を記録しました。

記者会見で熊野白浜リゾート空港の利用状況を説明する岸本知事(4月2日・和歌山県庁)

県では日本航空と協定を結び、空港利用促進に向けて相互に取り組んでいるほか、羽田便4往復化への働きかけを継続していて、岸本周平知事は、今後の展望について「夕方に羽田を発つ便や、朝いちで白浜から帰る便に空席が目立つので、旅行会社などともタイアップして、前泊や後泊で来てもらう首都圏の客を増やすための宿泊費補助や商品券サービスなどで応援したい」と話しています。

県では、今年度(2025年度)の空港振興予算におよそ2億2千万円を計上していて、国内線誘客や国際線誘致、空港アクセスの充実、それに、滑走路延長事業を展開します。

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