和歌山市防災学習センター・リニューアルオープン
2025年03月15日 16時40分
和歌山市消防局の防災学習センターがリニューアルし、きょう(3月15日)式典が開かれました。

防災学習センターは、20年前の2005年4月に和歌山市八番丁(はちばんちょう)の和歌山市消防局にオープンし、過去の巨大災害や防災グッズなどの展示のほか、消火器の使い方などが体験できる施設です。


このほど、和歌山市の不動産業・賃貸住宅センターの塚本治雄(つかもと・はるお)会長の寄附をもとに今回初めてメインコーナーが改装され、災害シアターや、初期消火体験、119番通報体験、救命処置体験のほか、ウェブで参加できる防災クイズの5つの新しい体験ができるようになりました。

きょう午後開かれた記念式典で、和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長が、早速新設された119番通報体験装置で救急車を呼ぶ体験をしました。
尾花市長は「実際に119番通報をしたことがないので、とてもよい経験が出来た。和歌山市の内外を問わず、とくに子どもの遠足や学習などでセンターを活用してもらい、周辺の子ども科学館や和歌山城にも立ち寄ってもらえたら」と話していました。

また、和歌山市消防局の谷口佳生(たにぐち・よしお)局長は「南海トラフ巨大地震の発生確率が80%と高まるなか、センターのことを市民に知ってもらい、防災意識をさらに高めてもらうことで、被害を軽減できるようにしたい」と話しています。
新しくなった防災学習センターは、あす(16日)午前9時にグランドオープンし、一般の入場が可能になります。そのあと、今月(3月)20日までは個人の利用のみで、21日以降は、10人以上の団体も利用できるようになりますが、団体の場合は事前の予約が必要です。