小型ロケットのスペースワンが経産省の支援プログラムに選出
2025年03月14日 14時28分
串本町にある日本初の民間小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」で小型ロケットの打ち上げに挑んでいる、東京の宇宙ベンチャー企業・スペースワン株式会社の取り組みが、このほど、経済産業省のスタートアップ支援事業「J―Startup(J-スタートアップ)」の第5次選定企業に選ばれました。
スペースワンでは、小型ロケット・カイロスを、2020年代に年間20機、2030年代に年間30機打ち上げて、ロケットに搭載した小型人工衛星を宇宙空間に送り出す「宇宙宅配便」事業にチャレンジしています。
この取り組みが、経済産業省によるベンチャー支援事業・Jスタートアップの第5次選定で、有識者らの推薦を得て選出されました。これにより、宇宙宅配便事業への国からの支援の幅が広がることになります。
スペースワンの豊田正和(とよだ・まさかず)社長は「Jスタートアップの支援は、これまで以上に成長のスピードを加速させる契機になると確信している」とコメントしています。