紀美野町と有田川町では、今年（２０２５年）の生石高原(おいしこうげん)の山焼きを、今月（３月）１６日に実施する予定ですが、安全確保のため、一般客の見学などは禁止となっています。

生石高原は、標高８７０メートルの生石ヶ峰(おいしがみね)を中心とする高原で、紀美野町と有田川町にまたがる山頂付近には、関西屈指といわれるススキ草原が広がり、特に、穂が金色に輝く、秋の夕景は人気となっています。

山焼きは、このススキ草原の保全を目的に、毎年３月頃に行われ、その様子は一般にも公開されてきましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が続いたあと、おととし（２０２３年）も一般見学客を入れずに行われました。また、去年（２０２４年）は、気象条件などが悪く行われませんでした。

２年ぶりとなる今年の山焼きは、今月１６日の日曜日に、午前中を中心に行われ、山頂付近のススキを焼きますが、一般客の見学は禁止とし、当日は午前６時から午後１時まで、山頂付近への入山も禁止されます。また、山頂付近の駐車場については、前日１５日の午後４時から閉鎖されます。

なお、悪天候などにより、この日程で実施できない時は、１週間後の２３日に延期されます。