すし文化で知る紀州の豊かさ 和歌山市で26日開催
2025年01月22日 16時36分
「すし文化で知る紀州の豊かさ~郷土料理・伝承料理の可能性を考える~」と題した「食文化シンポジウム」が、今月(1月)26日、和歌山市の和歌山ビッグ愛9階で開かれます。これは、和歌山県NPOサポートセンターが主催し、日本の食文化を語るキーワードとして「すし」を挙げています。
基調講演では、愛知淑徳(しゅくとく)大学、司書・学芸員教育センター教授で、清水(しみず)すしミュージアム名誉館長の日比野光敏(ひびの・てるとし)さんが、「日本のすしの歴史と和歌山県のすし」と題して講演し、日本における長い長い「すし」の歴史を、現代、日本各地に残るすしを例にとりながら説明し、その際、和歌山県内の郷土ずしがどのように関わってくるのか、考えます。
パネル・ディスカッションでは、橋本市の生活研究グループ連絡協議会で柿の葉寿司(すし)を研究している栗林照代(くりばやし・てるよ)さんや、株式会社 九重雑賀(ここのえ・さいか)代表取締役社長の雑賀敏光(さいか・としみつ)さんのほか、紀の川市でじゃこ寿司(ずし)やあゆ寿司(ずし)を作っている、じゅげむの2代目、藤本美由紀(ふじもと・みゆき)さん、和歌山市でなれ寿司やはや寿司で作る弥助寿司(やすけずし)の5代目、岩崎典明(いわさき・のりあき)さんが、それぞれの食文化の意義を考えます。
コーディネータ―は、和歌山大学客員教授の鈴木裕範(すずき・ひろのり)さんがつとめる他、日比野さんがコメンテータ―として参加します。
和歌山県NPOサポートセンターでは、参加者を募集しています。定員は、会場の和歌山ビッグ愛9階会議室Cが50人、同時配信されるZOOMが50人です。
詳しくは、ホームページで「すし食文化シンポジウム」で検索するか、電話073・435・5424で受け付けています。