浦島観光ホテルの松下社長が、和歌山大で講演

2025年01月21日 18時22分

教育経済

地域に密着したホテルのあり方などについての講演会が、きのう(20日)、和歌山市栄谷(さかえだに)の和歌山大学で開かれました。アジアや環太平洋地域の観光を考える非営利組織PATA(Pacific Asia Travel Association)に所属する和歌山大学の学生が開いたものです。

講演する浦島観光ホテルの松下哲也社長

講師は、那智勝浦町などでホテルチェーンを展開する浦島観光ホテルの松下哲也(まつした・てつや)社長で、観光学部の学生に、地域に密着した宿泊産業のあり方について話しました。

松下社長は、去年(2024年)社長に就任し、これまでの経験をもとに、老舗のホテルの再構築に取り組んでいて、講演では、ホテルを基幹産業として、地域経済をどう活性化したらよいかについて、今、取り組んでいることを含めて、話しました。特に、地方が、農林水産業や人材などを大都市に供給し、日本を支えていることや、地方の宿泊産業をどう変えていくかなどについての考えを話しました。

受講した観光学部の学生は、人の動かし方や、魅力ある地域づくりについて考えを述べ、苦悩などを質問していました。また、熊本地震で被災した経験がある学生が、ホテルが取り組む、災害支援について質問し、松下社長が、従業員の防災意識の向上に取り組んでいることや、備蓄資材の提供などについて答えていました。

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