前首相襲撃で公判前整理 来月4日、裁判員裁判
2025年01月20日 17時24分
一昨年(2023年)4月、岸田文雄(きしだ・ふみお)前首相の演説会場に爆発物を投げ込んだとして、殺人未遂などの罪に問われた無職・木村隆二(きむら・りゅうじ)被告25歳の裁判について、裁判官と検察側、弁護側が争点などを絞り込む公判前整理手続きがきょう(20日)、和歌山地裁で行われました。
和歌山地裁によりますと、木村被告も出席したということです。
初公判は裁判員裁判として、来月4日10時40分開廷予定です。
弁護団によりますと、こうした整理手続きは今回が最後で、これまでに実質的な協議が非公開で行われてきたためとみられます。
手続きはきょう(20日)午前10時半ごろから始まって11時までに終了し、特別な警備などは行われず、トラブルは見られませんでした。
木村被告は一昨年(2023年)4月15日、和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港で、衆院和歌山1区補欠選挙の応援に訪れていた岸田氏らを殺害する目的で手製の爆発物を演説会場に投げて爆発させ、近くにいた警察官や聴衆の2人に軽いけがを負わせたなどとして殺人未遂や爆発物取締罰則違反などの罪に問われいます。
岸田前首相にけがはありませんでした。