特殊詐欺被害相次ぐ

2025年01月17日 17時19分

事件・事故

和歌山市に住む40歳代の女性や60歳代の男性、海南市に住む50歳代の男性が特殊詐欺で現金や暗号資産を騙し取られたことがきのう(16日)からきょう(17日)にかけてわかり、警察では捜査を行うとともに注意を呼び掛けています。

警察によりますと、和歌山市に住む40歳代の女性は去年12月、マッチングアプリを通じて韓国人男性と知り合い、投資話を勧められて暗号資産取引所のアプリをダウンロードし、取引所に送金したもので、取引所のサイト上では利益が出ていましたが、利益分を引き出すには保証金を振り込まなければいけないなどと言われて詐欺を疑い、きょう(17日)に警察に届けて被害に遭ったことがわかりました。

また、和歌山市に住む60歳代の男性は去年11月、厚生労働省の職員を騙る男から「保険証が不正に使用され、事件に巻き込まれている」などと言った電話があり、さらに警察官や検察官を騙る男とのやり取りの中で、暗号資産取引所のアプリをダウンロードし、指定された口座に総額2697万円相当の暗号資産を送信したもので、その後、相手側から連絡がとれなくなったことから警察に届け出て被害に遭ったことがわかりました。

一方、海南市に住む50歳代の男性は、今月6日「女性と出会いませんか」と出会い系サイトに勧誘するダイレクトメッセージが届き、登録料や必要なグッズの代金は返金するという言葉を信じて送金したもので、その後、返金がなかったことから警察に届け出て、合わせて175万円余りを騙し取られたことがわかりました。

警察では、投資話しや「事件に巻き込まれている」「支払った代金は返金される」などといったことを電話やメール、SNSで受け取った時は詐欺を疑い、県警が開設している通話料無料のフリーダイヤル0120・508・878で確認するよう呼びかけています。

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