JR西日本イノベーションズとスペースワンが資本業務提携

2025年01月16日 18時15分

交通社会経済

JR西日本の子会社でベンチャー企業などへの出資を手掛ける、大阪市のJR西日本イノベーションズは、串本町の小型ロケット発射施設「スペースポート紀伊」で小型ロケット「カイロス」の打ち上げを手掛ける東京のスペースワンと、このほど資本業務提携を結び、ロケット打ち上げの支援や宇宙技術の取得に向けて連携を図ることになりました。

資本業務提携を結んだJR西イノベーションズの川本社長(左)とスペースワンの豊田社長(右)(※JR西日本イノベーションズ写真提供)

スペースワンには、和歌山県内の企業ではスーパーマーケット大手のオークワや、不動産のアズマハウスなどが出資していますが、これらにJR西日本イノベーションズも加わることになったものです。

特急「くろしおカイロス」号(JR串本駅)

JR西日本イノベーションズでは、出資とともに、これまで本体のJR西日本が地元・串本町や那智勝浦町などと連携して行っているロケットプロモーション活動や、特急くろしお号でのカイロスラッピング車両の運行、また、日本(にほん)旅行の「sola旅(そらたび)クラブ」を通じたロケット打ち上げ見学ツアーの企画などを、さらに充実・発展させることや、宇宙技術の取得にも力を入れる方針です。

JR西日本イノベーションズでは「宇宙という未知で広大なフィールドに進出することを通じて、夢に向かってチャレンジする事を恐れないマインドの醸成を図っていく」としています。

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