地下水から有機フッ素化合物PFAS検出で市が監視体制強化
2024年12月23日 17時53分
和歌山市内の井戸水を調査したところ7ヶ所中2か所で暫定指針値を超える高い濃度の有機系フッ素化合物PFAS(ピーファス)が検出されたことを受け、和歌山市はしっかりした監視体制をとって行くことを明らかにしました。
これは、きょう(23日)開かれた定例記者会見で和歌山市の尾花正啓市長が今回の検査結果を受けて行った記者の質問に答え、明らかにしたものです。
市は市民の井戸水の利用実態について把握できていないということですが、尾花市長は、有機フッ素化合物は体内への蓄積性が問題になっていることを指摘し、基準値を超す地下水を飲まないよう注意を促し、「心配な人は自身が使う井戸水の水質を検査して欲しい」と述べました。
和歌山市の水道水については、浄水場での定期検査や、水源の紀の川流域での調査で暫定指針値を下回る結果となっていると安全性を示していて検査結果は市のホームページで公表しています。