和歌山市の2ヶ所の地下水から暫定指針値を超す有機フッ素化合物検出
2024年12月20日 17時51分
和歌山市内2ヶ所の地下水で人や動物への毒性などが指摘されている有機フッ素化合物のPFASの値が目標としている暫定指針値を超す値が確認されたときょう(20日)、和歌山市が明らかにしました。
これは、和歌山市が先月(11月)、市内6ヶ所を選び地下水を調査したもので分析の結果和歌山市薗部と加納の2か所の地下水から暫定的な目標値を超す量のPFASが検出されたものです。
PFASは、金属のメッキ加工や、泡消化剤の材料など広く使われた物質で、近年人や動物への毒性や蓄積性がわかり、水道水の調査が行われています。
また、この2ヶ所では、PFOAという化学物質の値が高いことも今回の調査でわかりました。
和歌山市ではこの2か所周辺の井戸水利用者に飲料水としての利用を控えるよう周知することにしていますが、洗濯や入浴など飲料水以外での利用は問題ないとしています。
和歌山市では水道水について市内3ヶ所の浄水場で年4回の調査を行なっているほか、今年7月には、奈良県大淀町から和歌山市の紀の川大堰までの紀の川流域12ヶ所で調査を実施した結果、いずれも目標値を下回っていました。