ドコモ、半島の通信網強化、能登など6地域

2024年12月15日 18時21分

災害・防災

NTTドコモは、このほど、石川県の能登半島や和歌山・奈良・三重の紀伊半島など全国6地域で、携帯電話サービスの通信施設を結ぶ光ファイバーの主要回線を現状の2ルートから3ルートに増強すると明らかにしました。

今年(2024年)1月の能登半島地震では、回線が断絶して、大規模な通信障害が起きたことから、災害時の通信サービスの停止を防ぐ狙いがあります。

6地域では、いずれも、地形上、災害時に孤立するおそれがあることから、来年度末をめどに、主要回線を3ルートに増やし、アメリカ・スペースXの衛星インターネットサービス「スターリンク」を活用して、携帯基地局との通信も強化します。

ドコモは、災害時に、一つの主要回線が使えなくなっても、サービスを維持できるよう複数のルートを整備していますが、人口が少ない半島部などでは2ルートにとどまっています。

能登半島地震では、2ルートとも回線が切れ、3月21日に、ほぼ全域で解消するまで、通信障害からの復旧が難航しました。

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