特殊詐欺の被害額、対前年同期比およそ1億5700万円増
2024年11月25日 18時07分
和歌山県は、ことし(2024年)1月から先月(10月)にかけて県内で起きた特殊詐欺およびSNSを利用した投資・ロマンス詐欺の認知状況を発表し、特殊詐欺での被害額がおよそ4億6300万円と去年(2023年)の同じ時期と比べて1億5700万円増加したことがわかりました。
県警生活安全企画課のまとめによりますと、県内のことし1月から10月までの特殊詐欺の認知件数は110件で、去年の同じ時期より29件増えました。
またSNSを利用した投資・ロマンス詐欺も急増していて、SNS型投資詐欺が74件、SNS型ロマンス詐欺が34件で、被害額は合計でおよそ8億1600万円となっています。
被害者の年代は、特殊詐欺・SNS型投資詐欺ともに20代から80代以上の男女で、SNS型ロマンス詐欺は40代と50代の男性が多くなっています。
和歌山県では交通安全母の会会員による高齢者宅の訪問活動や安全ニュースを発行するなど、被害防止を呼び掛けています。
また県警は特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル0120-508-878を開設し、市民からの相談に応じています。