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取り調べ「不適正」と認定、最高検、前首相襲撃被告「社会貢献ない」発言

2024年11月22日 18時26分

事件・事故

去年(2023年)、和歌山市内で行われた岸田前総理大臣の演説の会場で、爆発物を投げ込んだとして起訴された被告に対し、和歌山地検の男性検事が、取り調べで、人格を否定するような発言をし、最高検察庁がこの取り調べを「不適正だった」と認定したことが関係者の話で分かりました。

検察の取り調べを巡っては、違法性が疑われるやりとりや不適切な発言が問題視されるケースが最近相次いで表面化していて、改善に向けた検察の姿勢が問われそうです。

この事件では、無職の木村隆二(きむら・りゅうじ)被告25歳が、殺人未遂などの罪に問われています。

木村被告の弁護人などによりますと、取り調べで検事は、木村被告がひきこもり生活をしていたことを挙げ、「社会に貢献できていない」などと、人格を否定するような発言をしていました。また検事は、「法律の専門家は私も含めて、メジャーリーガーだとして、木村さんは、小学校の低学年くらいの知識」などとも発言していました。

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