県立和歌山商業高校で防災スクール開催
2024年11月18日 17時37分
和歌山市の県立和歌山商業高校できょう(18日)、防災スクールが行われました。
この防災スクールは、和歌山県や消防、自衛隊などの協力で実施されたものです。
午前9時から行われた防災スクールでは、体育館に集められた全校生徒およそ800人が県の「出張!減災教室」の担当者による地震・津波についての基礎講座を受講し、地震発生のしくみや減災の大切さに関する話に真剣に耳を傾けていました。
その後、学年やクラスごとに分かれ、垂直避難訓練やアルファ米の試食、救急法などを実際に体験しながら学びました。
また、体育館では3年生を対象に県が作成したきいちゃんの災害避難ゲームを用いて実際に地震が起こった際の避難所運営についてゲーム形式で学びました。
防災スクールを実施した県立和歌山商業高校の教諭・村田堅一(むらた・けんいち)さんは、「自分たちの命を守ることと他の人の命を守る地域のリーダーとして生徒が育っていくことを目的に実施しているので、そういったところをこれから生徒に身につけていってほしい」と話していました。
防災スクールに参加した3年生の池田吾久里(いけだ・あぐり)さんは、「災害が起こると学校が避難所になると思います。知識は他の人より少しはあると思うので、今回の避難ゲームで学んだ情報を地域のリーダーに伝えて、どういう風にしたら良いのか提案したいです」と意気込んでいました。