和歌山市の紀三井寺の結縁坂(けちえんざか)を一気に駆け上がる新春恒例のスポーツイベント「速駈詣り(はやがけまいり)」が、成人の日の来年（２０２５年）１月１３日に開催されます。

これは、部活動の学生らがトレーニングの一環で結縁坂を駆け上がる光景から、紀三井寺の前田泰道(まえだ・たいどう)貫主(かんす)がヒントを得て、新春の開運行事として２０１７年から始めたもので、新型コロナ禍で延期となった２０２０年を除いて、今回で８回目となります。

当日は、午前９時からスタートし、参加者が２人１組となって２３１段の石段を一気に駆け上がり、タイムを競います。

最も早いタイムを出した男性には「福結び速駈王(はやがけおう)」、女性には「福結び速駈姫(はやがけひめ)」の称号が贈られるほか、紀三井寺の年中行事に招待されます。

現在、参加者を募集していて、参加資格は当日紀三井寺に来られる人なら誰でも参加できます。参加費は参拝料込み・１人１０００円で定員は２１６人、応募多数の場合は抽選となります。

申し込みは、速駈詣りの公式サイトからでき、来月（１２月）８日までに申し込みが必要です。

紀三井寺では「速駈詣りに参加することで、新年を迎えた事への感謝を重ね、本堂で一年の無事を祈念し、新たな決意を捧げて欲しい」と話し、多くの応募を呼びかけています。

なお、参加者は「速駈詣り」限定の御朱印を授かれるほか、ランニング用５本指ソックスの参加賞も用意されています。