クジラ生かしてまちづくり、太地町でフォーラム
2024年11月03日 11時58分
捕鯨の町、太地町できのう(2日)、捕鯨産業や鯨食文化の普及を目指す「全国鯨フォーラム」が開かれ、北海道釧路市や宮城県石巻市などの自治体や団体の関係者らも参加し、クジラを生かしたまちづくりの在り方が話し合われました。
太地町の担当者は講演で、町が進める「クジラの学術研究都市」構想を紹介しました。町では、地元の森浦湾に網を設置して仕切り、クジラやイルカを放し飼いにして観光と研究の拠点にする事業を展開していて、和田正希(わだ・まさき)主査は「世界から人が集まる場所にしたい」と強調しました。
参加した石巻市の「石巻くじら振興協議会」の斎藤富嗣(さいとう・とみじ)会長は「クジラを愛し、大事にしながらまちづくりに取り組んでいる姿勢が伝わってきた」と話していました。
フォーラムは、2007年から開催していますが、2022・23年は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止され、今回、3年ぶりに開かれました。