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海南市でドライブレコーダーを活用した高齢者の安全運転講習

2024年10月29日 17時56分

交通政治社会

高齢者ドライバーの運転を記録したドライブレコーダーの動画を見ながら、教習所の教官や警察官が注意点をアドバイスする安全運転講習会が、10月29日、海南市の「ドライビングスクールかいなん」で開かれ、70代から80代の15人が参加しました。

ドライブレコーダーの動画を見ながら教官のアドバイスを受ける参加者(左)(10月29日・海南市・ドライビングスクールかいなん)

これは、高齢者ドライバーの交通事故防止と安全運転意識の向上をはかろうと、和歌山県と海南市、海南警察署などが連携して、海南・海草地域の高齢者ドライバーを対象に2016年度から行っている取り組みです。

参加した高齢者たちは、ドライビングスクールかいなんの教習コースで、ドライブレコーダーを搭載した教習車を運転し、録画した自分の運転の様子を教官や警察官と見直し、良かった点や、注意が必要な点などのアドバイスを受けていました。

海南市に住む70代の女性は「運転歴は40年以上になりますが、改めて気づかされる事が多かったです。道路には予期せぬ危険が多いので、ゆっくりした速度での運転が大切だと思います」と感想を話していました。

ゲーム方式で反射神経をテストする参加者

合間には、ランプの光るボタンを素早く押すことで反射神経をゲーム方式でテストできる機械の体験も行われ、参加者は歓声を上げていました。

県・海草振興局地域づくり部の有本知彦()(ありもと・かずひこ)主幹は「参加者には、アドバイスを受けたことをきっかけに自分の運転を見直し、事故の無い安全運転につなげて欲しい」と話しています。

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