「クビアカツヤカミキリ」海南市で初確認
2024年10月25日 17時08分
ウメやモモ、サクラなどの樹木を食い荒らす、特定外来生物の害虫「クビアカツヤカミキリ」が、このほど海南市でも初めて確認されました。
和歌山県は、周辺のサクラやウメ、モモ、スモモなどの樹木に被害がないか確認するよう呼びかけています。
県によりますと、今月(10月)21日、梅生産者からクビアカツヤカミキリによる被害の疑いがあると連絡があり、県とJAの職員が確認したところ、ウメの木1本でクビアカツヤカミキリによる被害を確認したということです。
これを受け県では、被害に遭ったウメの樹木を処分するとともに、被害が確認された地点から半径1キロ圏内にあるサクラやウメ、モモ、スモモの全ての樹木に被害がないかを調査することにしています。
和歌山県内でのクビアカツヤカミキリの被害は、これまでかつらぎ町や紀の川市、有田川町や御坊市など13の市と町で確認されていますが、海南市では初めてです。
クビアカツヤカミキリは、特定外来生物に指定されているため、生きたまま持ち運ぶことが禁止されていて、県ではクビアカツヤカミキリを見つけたときは、その場で駆除し、県に通報して欲しいと協力を呼びかけています。