串本町にある日本初の民間ロケット発射場から１２月に打ち上げられる小型ロケットの発射を見学できる公式見学場の入場チケットが、今月（１０月）２１日から、専用サイトで販売されます。

打ち上げられるのは、東京に本社がある宇宙ベンチャー、スペースワン社の小型ロケット「カイロス２号機」で、今年３月の初号機失敗を経て、２度目の挑戦となります。打ち上げ場所は、串本町と那智勝浦町にまたがる浦神(うらがみ)半島にある発射場「スペースポート紀伊(きい)」で、日時は、１２月１４日土曜日の午前１１時から１１時２０分頃を予定しています。

公式見学場は、前回と同じで、発射場から、それぞれおよそ２キロ離れた串本町の田原(たわら)海水浴場と那智勝浦町の旧浦神小学校の両町に１か所ずつが開設されます。打ち上げ当日は、発射場を含む、公式見学場の前後３キロの道路は交通渋滞対策として駐停車禁止とし、見学場へのマイカーの乗り入れも禁止となるため、見学者は、専用駐車場から専用の有料バスでのパークアンドライドを利用するか、駐車場や駅などから、徒歩などで、見学場入りすることなります。

公式見学場入場チケットは、両会場とも２５００人分ずつの販売が予定され、中学生以上が３０００円、パークアンドライドの専用バス付きが５０００円で、小学生以下はそれぞれ半額となります。

チケット販売は、今月２１日午後１時から、「カイロスロケット２号機打ち上げ応援サイト」で行われます。今年３月のカイロス初号機打ち上げの際とチケット販売枚数は同じで、この時は、販売開始２日目に完売しています。

なお、打ち上げ当日の１２月１４日に公式見学場では、地元食材を使った屋台や特産品、宇宙関連商品を販売する露店を前回より増やすほか、トイレの数を倍増させる計画です。そして、前回同様、打ち上げの様子は、専用サイトでリアルタイムに無料でＷＥＢ配信されます。