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「元妻に覚醒剤売った」田辺市の資産家殺害事件の裁判で男性証言

2024年10月01日 18時23分

事件・事故

「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家の男性に、覚醒剤を摂取させて殺害した罪に問われた元妻の裁判で、検察側の証人として出廷した人物が、元妻に覚醒剤を売ったと証言しました。

2018年5月に、田辺市の資産家、野崎幸助(のざき・こうすけ)さん、当時77歳が、急性覚醒剤中毒で死亡したことを巡っては、元妻の須藤早貴(すどう・さき)被告28歳が、野崎さんに致死量の覚醒剤を摂取させて殺害したとして、殺人の罪に問われています。これまでの裁判で須藤被告は「殺していない」として、無罪を主張しています。

きょう和歌山地裁で開かれた裁判員裁判では、検察側の証人の男性が、2018年4月に田辺市内で、4グラムから5グラムの覚醒剤を須藤被告に10万円から12万円で販売したと証言しました。その際、須藤被告は「旦那には知られないようにしている」と話したということです。男性は被告の当時の印象について「薬物をやっているようには見えなかった」と述べました。

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