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義援金で新作、和歌山市など全国12都市で公演へ 「感謝届けたい」 ウクライナ名門バレエ団

2024年09月16日 18時29分

イベント歴史・文化社会

1世紀以上の歴史を持つ「ウクライナ国立バレエ」が日本からの義援金を元手に新たな演目を制作し、来年1月、和歌山市など日本各地で公演する予定です。

「ウクライナ国立バレエ」は、侵攻を続けるロシアの空襲にも屈せず首都キーウで活動を続ける名門バレエ団で、「舞台から平和への願いと日本への感謝を届けたい」と意気込んでいます。

ウクライナ全土が大規模攻撃に見舞われた先月下旬、キーウの本拠地「ウクライナ国立歌劇場」の舞台では華やかな踊りが披露され、観客はつかの間、戦禍を忘れたように拍手を送りました。

おととし12月、バレエ芸術監督に就任した寺田宜弘(てらだ・のぶひろ)さんは「多くの日本のファンから義援金が届けられ、新作に着手することができた」と語りました。

この冬の公演で披露するのはロマンチックバレエの代表作「ジゼル」で、ロシアの侵攻後に日本の支援で新たにつくりあげました。

公演は1月14日の和歌山市の県民文化会館のほか、京都市や名古屋市、福岡県内など、全国12の都市を回る予定です。

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