和歌山県・53億7400万円増額の9月補正予算案発表
2024年09月03日 18時47分
和歌山県は、物価高騰対策や、道路整備、災害対応などの事業費として、一般会計でおよそ53億7400万円を増額する9月補正予算案をきょう(3日)発表しました。今月(9月)10日に開会する9月定例県議会に提案する予定です。
一般会計の主な財源は、国庫支出金が32億円、地方交付税が2億円などで、残り19億円は県債の発行で対応します。
主な事業は、国庫補助で道路や港湾、漁港施設の改良などにあわせて24億9600万円、国の酷暑乗り切り緊急支援の対象とならないLPガス料金の負担軽減に7億9519万円、同じく酷暑乗り切り緊急支援の対象とならない特別高圧で電気を使用する医療機関や中小企業の電気料金の一部支援に9658万円をそれぞれ計上しています。
災害対応では、ことし(2024年)5月に発生した古座川町平井地区の地滑りの緊急対策工事に18億4800万円、ことし5月から7月までに橋本市や海南市など9カ所で発生した雨による崖崩れの緊急対策工事に9860万円を計上しています。
条例案件では、ことし1月の能登半島地震での石川県能登町への職員派遣を機に、大規模災害時に職員が災害対策本部が設置された県の内外の自治体に出張して、避難所運営などを行った場合の特殊勤務手当を増額するための条例の一部改正案などが提案される予定です。
これらの議案は、今月10日に開会する 9月定例県議会に提案される予定です。