白浜の男性と和歌山市の女性、特殊詐欺被害相次ぐ
2024年09月01日 13時26分
白浜町の60代男性がSNSで知り合った人物の話を信じ、360万円余りをだまし取られたほか、和歌山市の80代の女性が、市役所職員を名乗る男に、キャッシュカードを騙し取られ、口座から110万円あまりを引き出される被害がありました。それぞれ、白浜警察署と和歌山東警察署が、特殊詐欺事件として捜査しています。
白浜町の男性は、今年7月、SNSで知り合った女性を名乗る人物からの「宝くじサイトに登録すれば、あなたもお金を稼げる」という話を信じ、言われるままに登録し、指定の口座に、8回にわたり、あわせて363万円余りを入金しました。そして、そのサイトで確認すると、5千万円の儲けが出ていたため、さらに入金して稼ごうと、妻に話したところ、騙されているのではと諭され、返金も叶わなかったことから警察に届けました。
一方、和歌山市の女性は、先月(8月)29日、市役所職員を名乗る男からの「医療費の還付金がある」という電話を信じ、言われるままに、金融機関名とキャッシュカードの暗証番号を告げると、古くて手続きができないので作り直す必要があると言われます。そして、通話中に女性の自宅を訪れた金融機関の職員を名乗る男にキャッシュカード2枚を渡しました。その後、通帳に、覚えのない116万円あまりの出金があり、被害に気が付き、警察に届けました。
警察では、「必ず儲かる」や「キャッシュカードを渡して」、「保険料を還付します」などは詐欺を疑い、特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤルで確認するよう注意を呼びかけています。電話は0120・508・878(これわ・わなや)です。