2023年度の野生鳥獣による農作物被害額は2億4900万円に
2024年08月29日 18時56分
和歌山県は、県内の昨年度(2023年度)の野生鳥獣による農作物被害額がおよそ2億4900万円となったと発表しました。
前の年度と比べ、およそ1200万円減少しました。
鳥獣害対策課によりますと、地元住民の追い払いなどにより出没頭数が減少したサルや集中的に捕獲されたアライグマによる被害が減少したということです。
その一方、イノシシによる被害額はおよそ9300万円、シカによる被害額はおよそ5300万円となっていて、これらは前の年度と同程度の水準です。
県は今後、狩猟者を育成するとともに、国や県の補助制度を活用して防護柵を設置するなど対策を進めていくということです。