串本町の小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」から、小型ロケット「カイロス」の２号機が、ことし（２０２４年）１２月に打ち上げられる見通しが、東京のスペースワンからきのう（２５日）発表されたことについて、和歌山県の岸本周平知事は「大歓迎している」と述べ、前回・３月の１号機打ち上げの時と同じように、地元の自治体と連携して、発射場周辺の渋滞対策などに取り組む考えを表明しました。

きのう串本町で開かれた「宇宙シンポジウム ｉｎ 串本」や、そのあとオンラインで開かれたスペースワン社の記者会見で、小型ロケット「カイロス」２号機を、ことし１２月に打ち上げる見通しが発表されました。

けさ（26日）の定例記者会見で、岸本知事は歓迎の意を示した上で、ことし３月の１号機打ち上げの時と同じく、地元の串本町と那智勝浦町と連携して、見物客の渋滞対策を強化すると共に、１号機の打ち上げ延期の原因となった立ち入り禁止区域内への船舶の侵入を防ぐため、事前の広報を徹底する考えを示しました。