矢田内閣総理大臣補佐官が和歌山市内の企業を視察
2024年07月19日 18時41分
賃金や雇用の政策を担当している矢田稚子(やた・わかこ)内閣総理大臣補佐官が、きょう(19日)和歌山市内の企業3社を視察しました。
今回の訪問は、賃金や雇用に関する政策の検討に活かすため、全国の企業を視察しているもので、矢田補佐官は、和歌山市の化学工業・セイカ株式会社と、株式会社鳥羽運送、それに業務用エアコン製造などを手掛ける菱岡(ひしおか)工業株式会社の3社を訪れ、各社の社長から状況を聴取しました。
このうち、菱岡工業では、生産ラインのほか、社内で運営している保育所やカフェなどを視察しました。岡田亜紀(おかだ・あき)社長は障害者雇用に積極的に取り組む立場から、最低賃金の仕組みや収入格差の見直しを訴えました。
視察後、記者の質問に応じた矢田補佐官は「企業の付加価値を上げて賃金を生み出そうと、若い技術者の意気込みを感じた。また、女性や障害者が働きやすい環境整備に努める企業もあった。運送業界の“2024年問題”への厳しい指摘もあり、大きな課題として取り組まなければならない」と視察の感想を述べました。