「わかやま防災EXPO」和歌山市で開催・防災と最先端技術をテーマに
2024年07月13日 18時44分
防災と最先端の技術の可能性を専門家の講演や展示で学ぶ「わかやま防災EXPO」が、きょう(13日)和歌山市西浜の松下体育館で開かれました。
これは、和歌山青年会議所が主催し、和歌山県や和歌山市などの後援で開かれた防災をテーマにしたイベントです。
会場の体育館内には、地震の揺れに強い最新の免震・耐震工法の住宅建築や、3Dハザードマップ、防災アプリ、災害ボランティアセンターの利用方法などを紹介する展示コーナーが設けられました。
メインステージでは講演会が行われ、防災ロボット研究の第一人者で東北大学災害科学国際研究所の田所諭(たどころ・さとし)教授がドローンやロボットなどの最先端技術を防災に活用できる可能性を紹介したほか、和歌山大学災害科学・レジリエンス共創センターの塚田晃司(つかだ・こうじ)センター長が、情報通信技術を災害時にどう活かすのかを説明しました。
また、県立向陽高校物理部・ロボット班のブースでは、災害復旧作業での運搬を想定した、アームでブロックを持ち上げて運ぶロボットの実演展示が行われました。2年生の男子部員は「自律型ロボットのコンテスト・WROにも参加しています。将来ロボットは、放射性物質の多いところや超高温・超低温など、人間が入れない場所での活動が増えてくると思います」と話していました。
会場の外では、地震体験車やVR防災体験車の被災体験コーナーも設けられました。