練炭で和歌山市の大学生ら死亡・北海道の女を起訴
2024年07月12日 18時00分
ことし(2024年)3月、北海道江別市(えべつし)の駐車場で、火をつけた練炭を車の中に置き、SNSで知り合った和歌山市の20歳の大学生ら女性2人を焼死させたとして、自殺ほう助の疑いで逮捕された25歳の女が、きのう(11日)札幌地方検察庁に起訴されました。
起訴されたのは、北海道寿都町(すっつちょう)の無職・井上沙織(いのうえ・さおり)被告25歳です。
起訴状によりますと、井上被告は3月17日から18日の間、江別市内の駐車場で、練炭を入れた七輪を車の中に置き、SNSで知り合った、和歌山市の20歳の大学生と、愛知県豊田市の17歳の高校生の女性2人を一酸化炭素中毒で死亡させようとしましたが、練炭の火が車に燃え移り、2人を焼死させたものです。
北海道警察本部によりますと、18日のあさ、井上被告が車のすぐそばでうずくまっているのが見つかり、その後、2人の殺人容疑で逮捕しました。
札幌地方検察庁は、鑑定留置を行い、井上被告の刑事責任能力を調べた結果、自殺ほう助の罪を適用して、起訴しました。