下津強盗殺人・逮捕の次男「店にあった金づちで殴った」と供述
2024年07月12日 11時30分
海南市下津町の商店主が殺害され現金が奪われた事件で、逮捕された次男は、店の金に手を付けたことをとがめられ、店にあった金づちで父親の頭を数回にわたって殴り殺害したことが、警察の調べでわかりました。
この事件は、海南市下津町の食料品販売店店員・大道正幸(おおみち・まさゆき)容疑者34歳が、今月(7月)10日の午前6時半から8時半ごろ、父親の正富(まさとみ)さん66歳が経営し、米やシラスなどを販売する「大道商店」で、店舗で現金を盗もうとしていたところを正富さんに見つかってとがめられた際に口論となり、金づちで頭などを複数回殴って殺害し、現金およそ5万円を奪った疑いです。
警察の調べで、正幸容疑者は大道商店に勤務し、正富さんの自宅に同居していましたが、近所の人は「子どもが大きくなったので近くに移り住んだ」と話しています。
警察は正幸容疑者から任意で事情を聴き、犯行を自供したため、詳しく捜査したところ、容疑が固まったとして、きょう未明、逮捕しました。
正幸容疑者は、凶器の金づちについて「店内にあったもので、犯行後に捨てた」と供述しているということで、警察が調べを進めています。