有田川町の国道424号で土砂崩れ、通行止め、長期化か
2024年06月09日 16時30分
有田川町修理川(すりがわ)の国道424号で、今月(6月)6日に発生した土砂崩れの影響で、現場付近の道路682メートルが全面通行止めとなっています。復旧のめどは立っていません。
国土交通省近畿地方整備局の道路ドクターによる現地調査によりますと、崩れた斜面は、道路への崩落が起きやすい地質に加え、長年の風雨による風化で、岩盤が劣化するなどしていたことが原因で、短期間の雨によるものとは考えにくいということです。
応急復旧および通行止めの解除には、落ち残った風化岩盤を除去し、崩れた長さをカバーできる防護柵を設置する必要があるとしています。そして、より詳しい調査を実施し、恒久対策を講じるべきとしています。また、今回と同様の土砂崩れは、ほかの地域などでも発生する可能性があるため、点検を検討するのが望ましいとしています。
なお、通行止に伴うう回路は、主要地方道や国道を使った大回りとなっていて、長期化すれば、距離・時間ともに、ドライバーへの負荷が大きくなりそうです。