第1回有吉佐和子文学賞表彰式
2024年06月02日 18時29分
和歌山市にゆかりのある作家・有吉佐和子(ありよし・さわこ)にちなんで創設された「第一回有吉佐和子文学賞」の表彰式が、きょう(2日)、和歌山市の市立有吉佐和子記念館で開かれました。
この賞は、和歌山市が、記念館の開館を契機に、和歌山市ゆかりの有吉佐和子の顕彰に加え、文学について学ぶ機会を提供することなどを目的に創設されたエッセイの公募で、およそ3か月間の募集期間に、海外を含む、県内外から2000編を超える作品が寄せられました。
表彰式では、受賞者が、和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長から賞状を受け取り、このうち、最優秀賞を受賞した山梨県の日沼(ひぬま)よしみさんの作品「手紙」が朗読されました。日沼さんの作品は、学生時代に文通していた病床の夫との心の交流を描いたもので、入賞者を代表して、日沼さんが受賞の挨拶をしました。