「昭和殉難者法務死追悼法要」が高野山で開催
2024年04月29日 18時38分
太平洋戦争で「戦争犯罪人」として処刑された人を悼む追悼法要が、「昭和の日」のきょう(29日)午後、高野山で、遺族らが参加して、しめやかに営まれました。
「昭和殉難者法務死追悼法要」は、「B級C級の戦争犯罪人」として処刑された人の名誉を回復しようと、遺族らが1994年から毎年開いているもので、今年で31回目です。
「追悼法要」は、午後1時半から高野山・奥の院の追悼碑前で、高野山真言宗管長で、総本山金剛峯寺の長谷部神道(はせべ・しんどう)座主を導師に、しめやかに営まれました。
参加者は、「太平洋戦争」で戦争犯罪人として処刑され、慰霊碑に祀られた1180人余りの霊に黙祷を捧げた後、読経が流れる中、参加者一人一人が、焼香して故人を悼みました。
また、参加者が「海行かば」を歌って霊を慰めました。
最後に、「昭和殉難者法務死追悼碑を守る会」の築野富美(つの・ふみ)会長が、「今も、ウクライナやパレスチナで戦争や紛争が繰り広げられる中、今の平和が、多くの戦争犠牲者の上にあることを知り、平和を求めていきたい」と主催者を代表して挨拶しました。