里親活動の和歌山県知事感謝状贈呈式
2024年04月25日 12時38分
和歌山県内で里親活動に尽力している人たちに、きょう(25日)和歌山県の岸本周平知事から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは、県内で5年以上児童を養育した経験があり、県・里親会長表彰、または全国里親会長表彰を受賞したことのある里親13組です。
和歌山県庁の正庁で受賞者に感謝状を授与した岸本知事は「児童虐待や不登校の増加などが深刻化している。県では『こどもまんなか社会』の実現を目指して『子ども家庭局』を作って、取組みを強化している。皆さんには、今後も里親制度の普及や、後進の育成に努めて欲しい」と呼びかけました。
これに対し、受賞者を代表して、県・里親会の富松伸六(とまつ・しんろく)会長が「子どもたちが一人前に生活できるまでの間、それぞれの里親が頑張ってきた。これからも関係機関と協力しながら、子どもたちの自立をしっかりと手助けできる環境が整うことを期待したい」とあいさつしました。
かつらぎ町で「こどもの寺 童楽寺(どうがくじ)」を運営し里親活動に取り組む、安武信之(やすたけ・のぶゆき)さん・史(ふみ)さん夫妻は「山あり谷ありでしたが、子どもたちが無事に巣立てるよう、取り組んできました。孤立しないよう、地域みんなで子育てすることが大切です」と話していました。